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職種の登録について

何のために職種を登録するのか

建設キャリアアップでは、必ず一つは職種を登録しなければならない仕組みです。
何のために登録するのかというと、今まで証明されなかった「職種」が、CCUSによってはじめて証明されるからです。
つまり、今まで自称でしかなかった職種が、他人の目から見てもはっきり分かるようになるということです。
職種は、必ず一つは登録する必要がありますが、4つまで登録することが可能ですので、一人で多くの職種をこなす多能工の方は、複数登録することになります。

 

建設工事業種と職種の違いは?

建設工事の業種とは、例えば「土木一式工事」「建築一式工事」など、工事の内容ごとに分類されるものになります。
建設業許可で「〇〇工事の許可を持っている」というのは、この建設工事業種のことで、現在29種類あります。

一方で、建設キャリアアップで登録する職種というのは、「特殊作業員」「普通作業員」「法面工」「とび工」など、従事する作業の内容によって定義されます。

大分類としてどんな職種が挙げられているかというと、(一例)
特殊作業員
普通作業員
軽作業員
造園工
法面工
とび工
石工
ブロック工
電工
鉄骨工…など、たくさんの種類があります。(全部で55種類)
大分類を選択したら、さらに小分類を選択するようになっています。

技能者一人ひとりによって専門がありますので、一つの会社でもみんな同じ職種ではなく、複数の職種の技能者を登録するようになります。

職種の選び方

どの職種を選べば良いか分からない場合は、建設キャリアアップで公開している「登録申請コード表」の、技能職種のページを参考にしましょう。

例えば、大分類で配管工を選択した場合、小分類で

配管工(給排水・衛生)
配管工(冷暖房)
配管工(ガス)
ボイラー設置工
ポンプ設置工
浄化設備工
計装工(給排水衛生設備)
水道施設工
消防設備工
ガス器具取付工
冷凍空調設備工

の中から選択できるようになります。

よく「施工管理」といいますが、施工と管理と技師は分類上分かれていますので、細かく選択が可能です。
例えば、大分類「施工」は舗装工・アスファルト舗装工・道路標識設置工など、「管理」は現場監督、「技師」は製図工、測量工、調査工などです。

建設キャリアアップ登録によって、今まで曖昧だった職種が明示され、技能者のスキルアップや専門性の確立に役立つようになるとともに、事業者としても専門性をアピールできるようになるので、特色を出しやすくなるメリットがありそうです。
専門性を高めることで、技能者のモチベーションアップにもつなげていければ、キャリアアップを利用する付加価値にもなります。